東洋はり医学会とは

東洋はり医学会は、50年以上にわたり脉診流経絡治療の鍼灸師を育成するとともに、脉診流経絡治療の普及啓蒙を世界に向かって推進している学術団体です。これまでに3,000名以上の脉診流経絡治療の臨床家を世に送り出しています。

現在、国内外に1,000名以上(国内35支部約700名、海外12支部約300名)の会員数を有し、すべての会員が真の実力ある鍼灸師を目指して毎月、東京本部及び各支部において講習会を開催しています。

当会の目的

  1. 病苦に悩む人を助け、人々の健康増進に貢献できる脉診流経絡治療家を育成すること
  2. 脉診流経絡治療の普及啓蒙に努め、偉大な祖先の文化遺産である脉診流経絡治療を絶やすことなく後世に伝承すること
  3. 多くの人々が鍼灸術の素晴らしさを認知し、鍼灸師の社会的地位を向上させること

脉診流経絡治療を学ぶメリット

  • 東洋医学独特の診察法(四診法)によって患者一人ひとりの病の原因を探り出し、“病の本質”となる「証」を決定します。この「証」に随い身体全体の経絡の“気血(生命エネルギー)”の過不足を調整して流れを良くし、経絡のバランスを整えていきます。このような根本的な全身治療により、自然治癒力や生命力が高まり、あらゆる疾患に対応できるようになります。
  • “気血”の流れを良くし、身体全体の経絡のバランスを整える全身治療ですので、病院や他の治療では良くならない数々の疾患を治癒・寛解へ導くことができるようになります。
  • 一鍼ごとに脉や腹部で効果を確認しつつ診療を進めていきますので、少ない鍼数(少ない刺激)で治療効果がだせるようになります。身体への負担が少ないため、病弱な方や敏感体質の方にでも治療できます。
  • まったく痛みを感じない鍼ですので、初めての方の“鍼のイメージ”を一新することができます。乳幼児・妊婦・高齢の方、すべての人に安心して治療を受けていただけます。